西尾維新「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」の感想

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い
 衝動買いした本3冊目!最近は短編ばかりで結構久々の長編です。今回読んだのは西尾維新の「クビキリサイクル」。この戯言シリーズは前々から買おう買おうと思ってたのですが、なかなか踏ん切りがつかず、読んでいなかったのですが、実家から図書カード3000円分を(以下略)。簡単なストーリーは、工学の天才美少女「青色サヴァン」こと玖渚友と冴えない友人の「戯言使い」のいーちゃんは、財閥令嬢に絶海の孤島に招待されることになる。そこには他にも、「科学」「絵画」「料理」「占術」の天才も招待されていた。そしてそこで、首切り連続殺人が起こる!果たして犯人は誰か?友といーちゃんはこの凶行を証明終了できるのか!?みたいな。

 で、この本、買って大正解でした!すげー面白い。表紙が他の講談社ノベルスと違い、一見するとバリバリライトノベルな感じなんですが、実は内容も、特にキャラは思いっきりそんな感じのノリです。これは結構賛否両論ありそうですが、個人的には全然OK。むしろ大歓迎です。主人公二人の友といーちゃんは特に好き嫌いがハッキリと分かれそうな感じです。友は工学の天才でちょっと前までは日本を揺るがすサイバーテロ軍団のリーダーの美少女、これだけでも充分アレな感じですが、「うにうに」言ったり一人称が「僕ちゃん様」だったり(私もこの辺は最初ちょっと引いたけどすぐなれました。)。いーちゃんはいーちゃんで、頭は切れるが記憶力が悪く、欠陥人間みたいな感じで周りと調和が取れずなんか暗い感じの子ときてる。さらに、他の天才のキャラ達も独特な方々ばかりで面白い。一番好きだったのは、科学の天才園山赤音。いーちゃんとの会話のやり取りが良かったです。他もかなりアクの強い人たち。そういや、なんとなく、思想というか哲学というか、雰囲気みたいなのが森博嗣先生の「すべてがFになる」に若干似ているような気がします。
 と、これだけだと、ミステリなの?とか思われそうですが、全然そんなことはなく、かなりしっかりしたミステリ。「孤島」「首無し死体」「密室」と古典的な内容なのですが、充分に驚きを堪能できましたよ。特に1個目の密室は単純なことは単純ですが、その説明の仕方が非常に良かった。そして、解決編でドンデン返しに次ぐドンデン返しと、最後まで飽きずにどんどん読み進めることが出来ました。

 それと、本編の謎以外にもいーちゃんと友にはなにか後ろ暗い過去があるようで、それも今後のシリーズで重要なキーワードになってきそうな感じです。あと、いーちゃんのところどころに入る「戯言」も良い味だしてます。私はこういうセリフってのはすごい好き。他にも、なんかアニメやマンガの名台詞なんかも挿入してたりして(分かる人にしか分からないような入れ方ですけど)思わずニヤリと出来る部分も多々あって一気に読み込めました。これはミステリ小説を読んだことが無い人でも、割とスンナリと入っていけるんじゃないでしょうか。ライトノベル好きな人は特に。なのでこれを機に是非読んでみては!?キャラが好きになれれば、かなり面白く読めると思います!逆にキャラに拒否反応を起こす人はかなりキツイと思いますけどね。私は超気に入っちゃったので、今後もこのシリーズを追っていこうと思います。

気に入った言葉
「─煙草は健康に悪いですよ。」
「健康が煙草に悪いのだよ。」
他にもいっぱいあったけど。これ今度使わせてもらう(笑)。

西尾維新「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」の感想

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い
 衝動買いした本3冊目!最近は短編ばかりで結構久々の長編です。今回読んだのは西尾維新の「クビキリサイクル」。この戯言シリーズは前々から買おう買おうと思ってたのですが、なかなか踏ん切りがつかず、読んでいなかったのですが、実家から図書カード3000円分を(以下略)。簡単なストーリーは、工学の天才美少女「青色サヴァン」こと玖渚友と冴えない友人の「戯言使い」のいーちゃんは、財閥令嬢に絶海の孤島に招待されることになる。そこには他にも、「科学」「絵画」「料理」「占術」の天才も招待されていた。そしてそこで、首切り連続殺人が起こる!果たして犯人は誰か?友といーちゃんはこの凶行を証明終了できるのか!?みたいな。

 で、この本、買って大正解でした!すげー面白い。表紙が他の講談社ノベルスと違い、一見するとバリバリライトノベルな感じなんですが、実は内容も、特にキャラは思いっきりそんな感じのノリです。これは結構賛否両論ありそうですが、個人的には全然OK。むしろ大歓迎です。主人公二人の友といーちゃんは特に好き嫌いがハッキリと分かれそうな感じです。友は工学の天才でちょっと前までは日本を揺るがすサイバーテロ軍団のリーダーの美少女、これだけでも充分アレな感じですが、「うにうに」言ったり一人称が「僕ちゃん様」だったり(私もこの辺は最初ちょっと引いたけどすぐなれました。)。いーちゃんはいーちゃんで、頭は切れるが記憶力が悪く、欠陥人間みたいな感じで周りと調和が取れずなんか暗い感じの子ときてる。さらに、他の天才のキャラ達も独特な方々ばかりで面白い。一番好きだったのは、科学の天才園山赤音。いーちゃんとの会話のやり取りが良かったです。他もかなりアクの強い人たち。そういや、なんとなく、思想というか哲学というか、雰囲気みたいなのが森博嗣先生の「すべてがFになる」に若干似ているような気がします。
 と、これだけだと、ミステリなの?とか思われそうですが、全然そんなことはなく、かなりしっかりしたミステリ。「孤島」「首無し死体」「密室」と古典的な内容なのですが、充分に驚きを堪能できましたよ。特に1個目の密室は単純なことは単純ですが、その説明の仕方が非常に良かった。そして、解決編でドンデン返しに次ぐドンデン返しと、最後まで飽きずにどんどん読み進めることが出来ました。

 それと、本編の謎以外にもいーちゃんと友にはなにか後ろ暗い過去があるようで、それも今後のシリーズで重要なキーワードになってきそうな感じです。あと、いーちゃんのところどころに入る「戯言」も良い味だしてます。私はこういうセリフってのはすごい好き。他にも、なんかアニメやマンガの名台詞なんかも挿入してたりして(分かる人にしか分からないような入れ方ですけど)思わずニヤリと出来る部分も多々あって一気に読み込めました。これはミステリ小説を読んだことが無い人でも、割とスンナリと入っていけるんじゃないでしょうか。ライトノベル好きな人は特に。なのでこれを機に是非読んでみては!?キャラが好きになれれば、かなり面白く読めると思います!逆にキャラに拒否反応を起こす人はかなりキツイと思いますけどね。私は超気に入っちゃったので、今後もこのシリーズを追っていこうと思います。

気に入った言葉
「─煙草は健康に悪いですよ。」
「健康が煙草に悪いのだよ。」
他にもいっぱいあったけど。これ今度使わせてもらう(笑)。

倉知淳「猫丸先輩の推測」の感想

猫丸先輩の推測
 実家で貰った図書カードで衝動買いした本、第二段はこれ「猫丸先輩の推測」です。表紙の間の抜けた絵と題名で思わず買っちゃいました。なんといっても推理じゃなくて推測ってのがセンスを感じますよね。6編の短編のお話しなんですが、どれも殺人どころか大した犯罪すら起きず、日常のほんと些細な謎をのほほんとした猫丸先輩が普通とはちょっと違った視点からの解釈で面白い解答を示していくって感じのストーリーです。

 この猫丸先輩はシリーズ化されているらしいんですが、全く知りませんでした。でも読んでみて、かなり正解。大分楽しく読めました。まず年齢不詳で神出鬼没な猫丸先輩の性格がかなり面白い。口調がなんか落語じみているんですけど、古臭い感じはせず陽気な感じで親近感を得られました。まぁ、若干うっとうしい面もありますが(万年躁病っぽいってのはかなり的を射ている発言ですね。)。そして物語自体も日常を題材にしていて軽い感じで良いですね。どうも私は「日常的」ってのに弱い気がします(笑)。謎自体がほんとなんかどうでもよさそうな感じなんですけど、猫丸先輩の推測を聞くと「ほおおおおおおおおお」って感じですごいすっきりと納得できちゃうのがすごい。視点の切り替え方がすごい上手いですね。特に一話目の「夜届く」が最高。このひっくり返し方はかなり感動できました。確かに推測、ですけどすごいキレイな解決の仕方。それと話し自体が面白かったのが3話目の「失踪当時の肉球は」。全体的にはハードボイルドでまとめているのに、猫丸先輩だけいつも通りで明らかにミスマッチな感じが好き。それと後輩の八木沢君がいる話(1話目と6話目に登場)の方がテンポよく読める感じなので、今後も是非コンビで出てきて欲しい。

 堅さが全然なくて、雰囲気としては高田先生の「試験シリーズ(?)」に若干似ている気がしますが、こっちの方がキャラがかなり濃いので好みです。あと挿絵が入ってたりしていて、これがかなりの脱力モノなのもGOODです(笑)。猫丸先輩という探偵はかなり気に入ったので今後も活躍を祈っています。殺人とかじゃなくて、是非このまま日常的な軽い感じの話しでまとめていく路線が良いですね。

気に入った言葉
「そう、つまんないですねえ。まあ、現実はえてして、散文的な結末になることが多いわけだし─。そりゃ僕も、面白いことのほうが大好きなんだけど。」

倉知淳「猫丸先輩の推測」の感想

猫丸先輩の推測
 実家で貰った図書カードで衝動買いした本、第二段はこれ「猫丸先輩の推測」です。表紙の間の抜けた絵と題名で思わず買っちゃいました。なんといっても推理じゃなくて推測ってのがセンスを感じますよね。6編の短編のお話しなんですが、どれも殺人どころか大した犯罪すら起きず、日常のほんと些細な謎をのほほんとした猫丸先輩が普通とはちょっと違った視点からの解釈で面白い解答を示していくって感じのストーリーです。

 この猫丸先輩はシリーズ化されているらしいんですが、全く知りませんでした。でも読んでみて、かなり正解。大分楽しく読めました。まず年齢不詳で神出鬼没な猫丸先輩の性格がかなり面白い。口調がなんか落語じみているんですけど、古臭い感じはせず陽気な感じで親近感を得られました。まぁ、若干うっとうしい面もありますが(万年躁病っぽいってのはかなり的を射ている発言ですね。)。そして物語自体も日常を題材にしていて軽い感じで良いですね。どうも私は「日常的」ってのに弱い気がします(笑)。謎自体がほんとなんかどうでもよさそうな感じなんですけど、猫丸先輩の推測を聞くと「ほおおおおおおおおお」って感じですごいすっきりと納得できちゃうのがすごい。視点の切り替え方がすごい上手いですね。特に一話目の「夜届く」が最高。このひっくり返し方はかなり感動できました。確かに推測、ですけどすごいキレイな解決の仕方。それと話し自体が面白かったのが3話目の「失踪当時の肉球は」。全体的にはハードボイルドでまとめているのに、猫丸先輩だけいつも通りで明らかにミスマッチな感じが好き。それと後輩の八木沢君がいる話(1話目と6話目に登場)の方がテンポよく読める感じなので、今後も是非コンビで出てきて欲しい。

 堅さが全然なくて、雰囲気としては高田先生の「試験シリーズ(?)」に若干似ている気がしますが、こっちの方がキャラがかなり濃いので好みです。あと挿絵が入ってたりしていて、これがかなりの脱力モノなのもGOODです(笑)。猫丸先輩という探偵はかなり気に入ったので今後も活躍を祈っています。殺人とかじゃなくて、是非このまま日常的な軽い感じの話しでまとめていく路線が良いですね。

気に入った言葉
「そう、つまんないですねえ。まあ、現実はえてして、散文的な結末になることが多いわけだし─。そりゃ僕も、面白いことのほうが大好きなんだけど。」

緋采 俊樹「げっちゅーまごころ便」(全17巻)

ゲッチューまごころ便 1 (1)
 今日はまたまた、漫画喫茶に行ってマンガを読みふけっていました。今回は週刊チャンピオンで連載されていた「ゲッチューまごころ便」を再読破しちゃいました。結構マイナー(?)な気もしますが、かなり面白いギャグマンガです。まごころ便跡取り息子の20世紀最強の馬鹿主人公の紅男とその周りの破天荒な友人や家族との生活を描いたストーリー。さらに、題名見れば分かるとおり、宅急便にスポットを当てたマンガなので、それにまつわる、ちょっと泣ける話や笑い話なんかもあったりします。かなりぶっ飛んだギャグが多くて、爆笑率がかなり高め。体を張ったギャグもあれば、上手い台詞回しで笑わせてくれたりとゲラゲラと笑わせてくれます。

 高校で教師と昼飯を巡って超絶なバトルを繰り広げてみたり、競合他社の配達員と宅配スピードを競ってアホなバトルを繰り広げたり、とかなりはっちゃけてくれます。紅男以外の登場人物もどこかネジが外れてたりして、どいつもこいつも個性的で面白いです。ただ、まともな人物(?)の比率が非常に低いですが(笑)。前半は友人はみな同級生で、高校と宅急便が主な舞台でしたが、後半では友人が大学に進学して、ギャグのフィールドが広がっていき、飽きがこない。後から出てくるキャラもハズレなしの馬鹿っぷりなのもGOODです。
 それとたまに入る、ちょっと感動するエピソードなんかも、結構マジで感動できたりするので、そっちの話もオススメ。特に後半は結構涙腺がゆるむことが結構ありました(もともと涙腺ゆるいんですけどね。)。

 ギャグはツボに入ればかなり面白いので、ゲラゲラ笑いたいと思ったら、是非読んでみてください。馬鹿になれます。緋采先生は他に「ひもろぎ守護神(ガーディアン)」(全5巻)も出しているので、そちらもそこそこオススメ。早く次の新作を出して欲しいものです。

ツボったセリフ
「…どちらさまですか?」
「通りすがりのファイターです!!」(ラリアットしながら逃走)

緋采 俊樹「げっちゅーまごころ便」(全17巻)

ゲッチューまごころ便 1 (1)
 今日はまたまた、漫画喫茶に行ってマンガを読みふけっていました。今回は週刊チャンピオンで連載されていた「ゲッチューまごころ便」を再読破しちゃいました。結構マイナー(?)な気もしますが、かなり面白いギャグマンガです。まごころ便跡取り息子の20世紀最強の馬鹿主人公の紅男とその周りの破天荒な友人や家族との生活を描いたストーリー。さらに、題名見れば分かるとおり、宅急便にスポットを当てたマンガなので、それにまつわる、ちょっと泣ける話や笑い話なんかもあったりします。かなりぶっ飛んだギャグが多くて、爆笑率がかなり高め。体を張ったギャグもあれば、上手い台詞回しで笑わせてくれたりとゲラゲラと笑わせてくれます。

 高校で教師と昼飯を巡って超絶なバトルを繰り広げてみたり、競合他社の配達員と宅配スピードを競ってアホなバトルを繰り広げたり、とかなりはっちゃけてくれます。紅男以外の登場人物もどこかネジが外れてたりして、どいつもこいつも個性的で面白いです。ただ、まともな人物(?)の比率が非常に低いですが(笑)。前半は友人はみな同級生で、高校と宅急便が主な舞台でしたが、後半では友人が大学に進学して、ギャグのフィールドが広がっていき、飽きがこない。後から出てくるキャラもハズレなしの馬鹿っぷりなのもGOODです。
 それとたまに入る、ちょっと感動するエピソードなんかも、結構マジで感動できたりするので、そっちの話もオススメ。特に後半は結構涙腺がゆるむことが結構ありました(もともと涙腺ゆるいんですけどね。)。

 ギャグはツボに入ればかなり面白いので、ゲラゲラ笑いたいと思ったら、是非読んでみてください。馬鹿になれます。緋采先生は他に「ひもろぎ守護神(ガーディアン)」(全5巻)も出しているので、そちらもそこそこオススメ。早く次の新作を出して欲しいものです。

ツボったセリフ
「…どちらさまですか?」
「通りすがりのファイターです!!」(ラリアットしながら逃走)

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